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オリンピック開催中の選手村には、選手や役員のケガ、病気に備えるための総合診療所があります。内科や外科、あらゆる科がありますが、リレ八ンメル大会で最も患者さんの多かったのが歯科でした。
のべ433人の患者さんのうち、歯科を訪れたのは約半数の205人。そのため4年後の長野オリンピックでは歯科医師を2倍に増員するよう国際オリンピック委員会から特別に指示があったほどです。
競技の瞬間に全力を出し切るスポーツ選手にとって、突然の歯痛はまさに命取り。少しの痛みでも集中力は低下し、ラストスパートにも差が出てしまいます。そのためコーチはトレーニング以前の条件として、むし歯を治すよう言い渡すことも少なくありません。
それほどスポーツ選手にとって歯の治療は切実なものなのです。
出典/『歯のふしぎ博物館』岡崎好秀著
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